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男の絶対的な急所、金玉。それを責める女性たちのお話。


井口はユキエよりも少し高い身長だったが、ユキエにはいつも気圧される思いだった。
が、今は相当の勇気を振り絞って、ユキエを問い詰めようとしている。

「先生は、男子に対して不公平だと思います。何か罰を与えるとき、女子にはお尻を叩いたり、耳を引っ張ったりするだけですが、男子には…その…いつも、急所を攻撃します。それはちょっと、不公平なんじゃないですか?」

井口は叫ぶように、一気にまくしたてた。
それを聞いたユキエは、少しの間きょとんとした顔をしていたが、やがて不思議そうな顔で井口に言った。

「井口君、アナタ、何言ってるの? そんなの当然でしょ。女子には男の急所がないんだから」

ユキエは極めて真面目な調子で井口に言ったが、これを聞いた女子たちは、どっと笑い出した。

「先生、その通り!」

「女子にはタマがないもんねー」

「井口、何言ってんの?」

井口は女子たちの嘲笑を受けても、それを予想していたかのように、なお引き下がらなかった。

「だ、だったら、男子にも女子と同じ罰を与えるべきです。女子と同じ、尻叩きとか。男子だけが重い罰を受けるのは、不公平です!」

ユキエは必死に訴える井口の顔を正面から見つめて、毅然とした表情を崩さなかった。

「わかりました。アナタの意見は理解できるわ。でもね、井口君。私はアナタ達の学力を伸ばすために、最も効果的な方法を常に選択しているつもりです。そこに男女の差別はないわ。男子にとっては、それが急所攻撃だったというだけのことです。女子には女子で、最も痛くて効果的な罰を与えているつもりよ」

「そ、それが、不公平なんです。急所攻撃は、他のところを叩くよりも、ずっと痛いから…」

井口は男の急所の痛みを説明したかったが、それは女性であるユキエには永遠に分かることではなかった。

「それは、個人の痛がり方の問題でしょう。耳を引っ張られるのだって、十分痛いわよ。ねえ?」

ユキエはまだ耳をおさえているサトミにたずねた。
サトミは顔をあげて、井口をにらむ。

「そうだよ! 耳だって、痛いんだからね! 男のキンタマなんか、本当は大したことないんでしょ!」

「そ、そんなこと…」

井口は反論しようとしたが、クラスの大多数を占める女子たちが、一斉に叫び始めた。

「そうだよ! 男子は大げさなんだから」

「潰れてもいないくせに、いつまでも痛がるなって!」

「男だったら、それぐらい耐えてよねー」

井口はその勢いに押されて、何も言えなくなってしまった。

「それにね、井口君。アナタはとてもまじめで責任感の強い生徒なんだけど。このクラスの男子の中には、問題のある生徒もいると思うの」

ユキエは相変わらず淡々とした様子で、井口に言った。

「は、はい…」

井口は力なくうなずいたが、何のことかはわからなかった。

「この際だから、はっきりとさせましょう。その方が、クラスのためだし、アナタ達の将来のためだわ。吉岡君! 立ちなさい!」

突然、ユキエは川田の隣に座っていた吉岡の名前を呼んだ。

「は、はい…」

吉岡は突然のことで驚いたが、返事をするだけで、すぐには立とうとしなかった。

「どうしたの? その場で立ちなさい、吉岡君」

「あ、はい…」

吉岡はおどおどした様子でズボンをいじったりして、なかなか立とうとしない。

「立ちなさい!」

ついにユキエは、雷のような声で吉岡に指示した。
吉岡はビクッと体を震わせて、反射的に背筋を伸ばして立ちあがった。
井口はそんな吉岡の様子を眺めていたが、やがてあることに気がついた。

「みんな、見なさい。これが、男子の問題よ」

クラスの女子たちの間にも、囁き声が徐々に広がっていった。
吉岡はもう諦めたのか、目をつぶって、まっすぐと立っている。

「…ねえ、アレ、そうじゃない?」

「あ! なに、アレ? 勃ってるの?」

「そうだよ。勃ってるよ。授業中にボッキしてるんだ。さいてー!」

女子たちは口々に、吉岡の股間のふくらみを指摘し始めた。
確かに吉岡のズボンの股間はテントのように膨らんでいて、それが勃起によるものだということは、同じ男である井口の目には、一目瞭然だった。

「吉岡君。アナタ、授業中に何を考えているのかしら? いいえ、言わなくてもいいわ。先生には分かってますから」

吉岡は観念したように、黙ってうつむいてる。

「アナタ、さっき先生が川田君に罰を与えているとき、じっと見てたわね。先生のスカートの中を」

吉岡は何も答えなかったが、真っ赤になった顔が、すべてを物語っていた。
さきほど、ユキエが片足をあげて川田の股間を踏んでいるとき、吉岡の席からは、見えてしまっていたのだ。ユキエのタイトスカートの中が。
吉岡も最初はドキッとして目をそらした。しかし、ストッキングに包まれたユキエの太ももの内側と、その奥に見える薄いピンク色のパンティーが、年頃の男子の目をとらえないはずはなかった。
ユキエの足が上下するたびに、パンティーの股間部分のしわが伸び縮みするのを、吉岡はいつしか凝視してしまっていたのである。当然の摂理として、ギンギンに膨らんでしまった自分の股間を吉岡は必死に隠していたが、ユキエはそれを見逃さなかったのである。

「どうなの! 吉岡君!」

ユキエはさらに吉岡を問い詰めた。
吉岡はようやく、囁くような声で、「はい…」とうなずいた。
これにはクラスの女子たちは、猛烈に非難を浴びせた。

「信じらんなーい! スケベ!」

「へんたーい! 先生のスカートのぞくとか、ありえない!」

「先生、こんな変態のキンタマなんか、潰してください!」

「そうそう。潰しちゃえ!」

「ツ・ブ・セ! ツ・ブ・セ!」

期せずして、女子たちの間から「潰せ」コールが巻き起こった。
吉岡はここにきて事態のまずさに気がつき、必死で頭を下げた。

「すいません! すいませんでした!」

もはや井口も、何も弁護することはできない。
先ほどまで金玉を踏まれていた川田も、苦い顔で隣の吉岡を見上げていた。
ユキエは独り教壇に立って、黙って吉岡を見つめていたが、やがてよく通る声で吉岡を呼んだ。

「吉岡君、前に来なさい」

ユキエがそう言うと、女子たちの「潰せ」コールもおさまり、吉岡はおずおずと黒板の前に来た。すでに股間の膨らみはなくなって、本人もまた、背中を丸めて縮こまっている。


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