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男の絶対的な急所、金玉。それを責める女性たちのお話。


水泳部のサトルは180センチの長身と長い手足を生かしたダイナミックな泳ぎで、県内でもベスト3に入る選手だった。
体脂肪率は常に5パーセント以下で、広い肩幅と厚い胸板、きれいに割れた腹筋が、小麦色に日焼けしている。

「ぷはぁっ!」

クロールの練習を終え、プールサイドに上がる。
最近は男子の競泳水着もスパッツのような面積の広いものが主流になったが、サトルはビキニパンツの方が好みで、練習の時はそれを履いている。
キュッと引き締まった股間のふくらみが、濡れてツヤツヤと光っていた。

「あ、ゴーグルが切れちまった。代えてくるわ」

サトルはプールサイドの建物に向かった。
まるでギリシャ彫刻のように均整の取れたその肉体が、極小の水着一枚に包まれた姿で歩いていると、すれちがう女子部員までもが目を奪われてしまう。

「あ、先輩。お疲れさまです」

「お疲れー」

女子部員たちの目は、たくましく堅そうなサトルの腹筋と、それとは対照的に柔らかそうにぷっくりとした股間の膨らみに注がれている。
女性にとっては、どちらも男を感じさせるパーツだったから、無理もなかった。
サトルもそんな視線には慣れているようで、気にしていない様子だった。

建物の角を曲がり、更衣室もかねている部室のドアを開けると、そこには一年生のムツミがいた。
女子部員である。
ムツミは着替える途中だったのか、競泳水着の肩ひもをたぐっているところだった。

「え…? あれ…」

男子の部室のドアを間違いなく開けたサトルは、入り口で固まってしまった。

「きゃーっ!!」

ムツミは両手で胸を隠し、背中を丸めた。
その声に驚いたサトルは、思わず口をおさえようと、ムツミに向かっていった。
しかし、次の瞬間。

パシン!!

と、ムツミの右足の甲が、サトルの股間の膨らみを跳ね上げた。
プールから上がったばかりのサトルの金玉袋は限界まで引き締まっており、ほとんど逃げ場なく全衝撃を受け止めなければならなかった。
しかもムツミの足の指先はサトルの男の膨らみを引っ掛けるようにして引き付けられ、

ブルン!!

と、金玉の裏から揺さぶられたのが、サトルにもはっきりと分かった。

「はうっ!!」

ビキニパンツの中でグニャリと変形させられ、揺らされた自分の最大の急所を、サトルはすぐさま両手でおさえた。
まず、蹴られた衝撃が金玉袋の表面に走る。
そしてその後から追いかけるようにして、重苦しい痛みの波が沸き上がってくるのだ。
その頃にはもう、我慢しようとか痛くないフリをしようとかいう考えは消え去り、ただ内股になって、股間を抑えることしかできない。

「あ…か…くぅ…!!」

そして痛みは治まるどころかさらに大きくなり、胸やけのような気持ち悪さまで伴って全身に広がっていくのだ。
たくましい両足に力を入れることもできなくなり、その場に膝をついてしまう。
いくら股間の膨らみをさすっても効果はなく、ただ男に生まれたことを後悔しながら、一生続くとさえ思える地獄のような痛みにうめくことしかできなくなるのだった。

「あ…サトル先輩ですか…? なんで…?」

ムツミは目の前でしぼむようにしてうずくまってしまったサトルの背中を見ていた。
その真相は、こうである。

5分前。

「あ、コンタクトが取れちゃった。やっぱり駄目ですね。今日はもう、あがります」

一年生の女子部員、ムツミは近視がひどく、普段は度付きのゴーグルを使用していたのだが、この日はたまたまそれを忘れてしまった。
日常、着けている使い捨てコンタクトのまま泳いでみたのだが、それも外れてしまい、今日の練習を諦めたのだった。
そして制服に着替えようと思い、部室に入ったのだが。
ド近眼の彼女は、そこが男子の部室であることに気がつかなかった。
なんの疑いもなく、水着に手をかけたところに、サトルが入ってきたのだった。

「あの…えっと…。いくら先輩でも、許されないですよ! 女子の着替えをのぞくなんて!」

小柄で手足も細く、周りからはおとなしいと思われていたムツミだったが、実は兄と弟がおり、小さいころからケンカばかりして育ってきた。
自然と男の急所の存在を知り、今ではいざというときには無意識に金玉を蹴り上げる癖がついてしまっている。
サトルが部室に入ってきたときも、近視のため、その輪郭ぐらいしか見えなかったが、彼女の足は、正確にサトルの股間に吸い込まれていったのである。

「こ、ここは…男子の…」

うずくまり、呼吸をすることすら苦痛に感じるサトルは、床に額を押し付けたまま、かすかな声で弁解しようとした。

「え? そうですよ! 男子が入っていいわけないじゃないですか! 反省してください!」

「ち、違う…。ここは、男子の部室…」

「え?」

そう言われて、ムツミは驚いた声を上げた。
急いで部室を出て目を凝らすと、確かに男子の部室であることを示す、青いマークがぼんやりと見えた。
ムツミは一気に顔が赤くなるのを感じた。
とんでもないことをしてしまったという思いで、サトルのそばに駆け寄る。

「すいません、先輩! わたしが間違えてました! ここが女子の部室だと思って…。大丈夫ですか?」

サトルの金玉の痛みは一向に治まる気配がなく、ますます大きくなっていくようだった。
ムツミの言葉にも、小さくうなずくことしかできない。

「ああ、痛いですよね? ホントにすいません。この辺、叩いた方がいいですか? どうですか?」

おろおろしながら、それでも男の痛みについて多少は知識があるのか、うずくまっているサトルの腰を優しく叩いたりしてやった。

「あ…うん…あぁ…」

いくらかでも、痛みが和らぐような気がした。

「先輩、ホントにすいません。…大丈夫ですよね? 潰れたりは…してないですよね?」

必死に謝るムツミの声を聞きながら、サトルはただひたすら、時間が過ぎるのを待っているのだった。



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